chayarokurokuroの雑記ブログ

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福岡県糸島市二丈石崎『天降天神社』

福岡県糸島市に行って来ました。ここ『天降天神社』は鳥居が偶然見えたので立ち寄った。

糸島は元々は伊都志摩が別れていたが、合併して伊都志摩=糸島市になったといいます。また糸島半島は大昔は島だったかというとそうではなく、繋がっていたとか。島ではないのに「志摩」。
百済武寧王は「嶋君」と呼ばれていましたが、彼が生まれたと言われる唐津は糸島から海岸沿いを西に少し行くとある。蘇我の「嶋大臣」もこの辺から来ているんじゃなかろうか…



糸島は、地図を見ても市内を走っても有名な遺跡やそれらの案内板があちこちにあって大変興奮します。

ここは隠された本物の何かが眠っている場所…



地名も何か曰く付きの感じがする。「一貴山」が宗像三女神「市杵島姫」のイチキで、「雷山」は「建御雷神」の何か、とか。

『天降天神社』ですが、糸島には似たような名前の神社が幾つかある。

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今回立ち寄ったのは糸島市二丈石崎の方。子どもがコマ回しやビー玉遊び、メンコをしていたであろう、こじんまりした村社。

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『天降天神社』の読み方ですが、糸島の神社 天降神社 |糸島魅力みつけ隊には次のようにある。

てんこう”、“あまくだり”、“あまおり”、“あまふり”、“あもり”、“あふり”と多様さに驚きます。

  • 糸島では

あまおり”と言われています(“あもり”との方もおられました)。 この神様は、天降から連想されるように天孫降臨したニニギ尊が多いようです。

結局、ジモティーの呼び名を優先してあもりあま、またはあまおりあま神社でいいのかな?
だいぶ甘味党な感じ。ウマ+志摩+と関連できそうな気も。

こちら天降天神社 福岡県糸島市二丈石崎 : 空 sora そらから神社の由来を拝借いたしますと、

糸島郡一貴山村)
大字石崎字ショヲジにあり。
祭神 瓊々杵尊菅原大神
祭日十月二十五日。

糸島郡


村社 天降天神社 
糸島郡一貴山村大字石崎字ショヲジ

祭 神
天日高彦火瓊々杵尊,菅原神

由 緒
不詳,明治五年十一月三日村社に定めらる。

例祭日
九月二十六日

主なる建造物
神殿,弊殿,拝殿,鳥居

境内坪数
百九十五坪

氏子区域及戸数
一貴山村大字石崎 三十八戸

福岡県神社誌 中巻



「二丈」と書いて「ショヲジ」と読むらしい。
「壁に耳ありショヲジに目在り」のショヲジである(ウソ



撮って来た写真

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象の彫刻? f:id:chayarokurokuro:20200601131429j:plain 横に通す梁を頭貫(かしらぬき)というそうだ。その先端が柱から出ている部分のことを木鼻(きばな)という。室町時代以降に木鼻に彫刻を施すようになったとか。神社によって彫刻の内容が異なる。
象の鼻を持つこの木鼻を貘鼻という。鼻は象、目は犀、毛は牛、足は虎、鉄や銅を食べ、人の悪夢も食べてくれる中国の想像上の動物。【参考】知恵の輪-00木鼻彫刻のいろいろ●●●🔨

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これは怪しい石。 f:id:chayarokurokuro:20200601132546j:plain
拝殿の横の駐車スペースに、ぶっきらぼうに机ほどの大きな岩が置かれてある。その岩の下に小さな石が幾つかある。先日島原で見た支石墓っぽい。
【参考】島原半島の縄文遺跡原山支石墓群に行ってきた - chayarokurokuroの読書ブログ
下の石が支石墓のような平石ではないけど。これはお墓ではないか?