佐賀県武雄市若木町大字永野に「永野の風穴」という風穴がある。その近くに謎の神社?を発見した。
Googleマップには「天満宮」とだけ表示される。拝殿や本殿や狛犬みたいなものはなく、いわゆる「神社」らしくない。舞台風の建物があって、奥に木と祠が立っている。その建物には菊の御紋と五七桐紋がついている。
五七桐紋
菊の御紋
左右に灯籠が立っているだけ。賽銭箱なども何もない。
雨樋がついている。建物自体は新しめ。
五七桐紋のついた神社?初めて見た。得体の知れない感がまたなにか本物っぽさを漂わす。
建物の後ろには石垣が積んであり、神木?と祠がある。
木と祠の後ろには小川が流れている。
灯籠には昭和五年とある。
武雄の「川古の大楠」(樹齢3000年)の売店の壁で「永野の風穴」の存在を知り来てみたのですが、コロナの風評被害wで閉鎖中でした。
途中で犬を散歩中の女神に出会い「風穴は氷室ですか?」等と訊ねてみたが、むかしそこで蚕を飼っていたと聞いていると。この辺一帯はみなオガタ姓で、平家の落人が逃れて住んだのだと仰る。
山に囲まれた地区で、背後に標高700m以上ある八幡岳(はちまんだけ)という山が聳える。八幡岳という名前の山があること自体知らなかった。近くに「女山」もある。ゾヤマとは呼ばずオンナヤマという。何かありげです。
八幡岳は今は木々に覆われて青々として見えるが、かつては崖の岩肌が見えていて、海に削られた痕なのだと。縄文海進があんな高い所まで来ていたのかと驚いたが、女神が言うにはそうらしい。
そして教わったのがここの場所。「永野の風穴」はテレビで流れて有名になったそうで、学者が大勢押し寄せて何やら調べている内に、こちらの神社?に菊の御紋と五七桐紋が付いているので「こりゃ大変なものだ」と言ってたようでした、と。
武雄は奥深い。