chayarokurokuroの雑記ブログ

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上田正昭『渡来の古代史』角川選書

バイクメーカーとして有名なイタリアの「ドゥカティ」通称「ドカ」。大排気量の90度L型ツインエンジンなどを載せ、ドカドカと物凄いエグゾーストサウンドを出す。
そのドゥカティを作っているのはイタリアのドゥカティ家で、古代ローマから続き数多くの科学技術者を輩出してきた名家だそうだ。

邪馬台国の官僚に奴佳鞮という人物がいますが、「ドカティ」と読んだりして…

等とバカな妄想をするついでに話を拡げる。
佐賀・熊本の肥前肥後は(肥)火の君の国。その間に挟まれる福岡県の筑後邪馬台国九州説の旧・山門郡瀬高町(現・みやま市瀬高町)がある。瀬高の北西に大川市の風浪宮(ふうろうぐう)があり、創建が西暦192年。卑弥呼の時代真っ只中。初代宮司が初代安曇磯良(あずみいそら)だという。博多湾志賀海神社の安曇氏は有明海から来たということなんだろうか?

安曇磯良は白装束で、顔や体に牡蠣や貝殻がついて醜いので白の布で顔も隠す。この格好はゾロアスター教のそれに似ていないだろうか。火の君の「火」とも繋がる。瀬高町に松田という地名もある。ゾロアスターの経典『アヴェスタ』。阿倍っぽい。アベノマスク森羅万象大臣。阿倍丞相。高良大社のとある文献には安曇磯良を「アントンイソラ」とカタカナ表記しているのだとか。大秦国=ローマ帝国のアントンか、安東大将軍のアントンか。
朝鮮半島に青銅器が伝わったのは紀元前6世紀だという。中国を経由していないそうで、スキタイや匈奴、またはソグド人かペルシャ人かが運んできたのだろうか。



妄想終了。本書とは何の関係もない。
平成25年6月初版。著者は1927年兵庫県生まれ2016年没。古代史・神話学が専門の歴史学者で小幡神社宮司
日本の古代史には沢山の渡来人が出て来ます。有名どころでは新羅アメノヒボコとかツヌガアラシトとか。蛇足で最近知ったのは大分県の辛島神社ではスサノオも渡来人、福岡県田川の香春神社は神功皇后っぽい名前の辛国息長大姫大目命も渡来人。渡来と言っても九州から本州に渡る感覚程度のものだったか知らん。倭寇松浦党中心だが多国籍集団だったというし…

そういうわけで、本書はドゥカティ家もソグド人も始皇帝の側近にいたペルシャ人の末裔等も出て来ませんが、古代史の文献に沢山登場する朝鮮系の渡来人をひたすら紹介する本です。日本の成り立ちに如何に渡来人が貢献してきたか。我々はその末裔であるのでどういう視線で読めばよいのか悩むところではある。