chayarokurokuroの読書ブログ

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鬼滅の刃

人気マンガ・アニメの『鬼滅の刃』(きめつのやいば)が2週連続でテレビ放送された。

2016年から2020年5月まで週間少年ジャンプに連載された漫画だそうで、単行本が現在22巻発売中。単行本の総売上冊数が既に1億冊を越えているとか。化け物マンガ。アニメに関してもモンスター級。
現在上映中のアニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が公開初日の16日だけで興行収入10億円を突破というニュースも。追記 公開3日間で46億円の興行収入、新記録。続・追記 公開10日間で観客動員 798万3442人(興行収入 107億5423万2550円)新記録。

時代設定は大正。主人公は炭焼きで家族を支える中学生ほどの年齢の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)。ある日、炭治郎は鬼によって家族を殺され、唯一生き残った妹の禰豆子(ねづこ)も鬼の血を浴び鬼化してしまう。炭治郎は妹を人間に戻す為に鬼殺隊(きさつたい)の鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)の訓練を受け、入隊試験に合格。喋るカラスにより鬼退治の指令が通達され任務を遂行するというストーリー。禰豆子は人間に戻るのでありましょうか。
キャラクターや必殺技などゲーム的要素が散りばめられてあり良く考えてあるなぁと思う。作者は30代前半の女性だそうだ。福岡県出身。

作者が福岡県出身であり、主人公の苗字が「竈門」であることから竈門神社と関係があるのではとファンの間で噂になっているとか。また炭治郎が「溝口少年」と呼ばれるシーンがあることから筑後の溝口竈門神社が注目されているらしい。

竈門神社は自分が知る限りでは福岡県の太宰府、浮羽、小郡、筑後にある。大分県別府にもあるとか。玉依姫を祀っている神社で、小郡の竈門神社は武内宿禰の母の山下影姫も祀っているので知っていた。元々そんなに知られた神社ではないのではなかろうか。

炭治郎の父親はヒノカミ神楽の伝承者で、顔を白い布で覆って舞う。安曇磯良のごとし。手には七支刀が握られている。ますます筑後の関連性を匂わす。鱗滝は高良山筑後坊?ヒノカミ神楽は幸若舞?筑紫舞?(溝口竈門神社には千燈明せんとうみょうという祭りがあるようだ)、胡蝶しのぶは蝶で平家でしょ、源平最後の合戦の要川公園…

話の中に藤の花やカラスが出てくるため、連想的に鬼殺隊なるは藤大臣の暗殺部隊といったところだろうか。鬼の首を斬って血飛沫が上がるなどなかなかグロい表現も多いがコミカルな表現も多数あり、また鬼が斬られた後に回想する昔人間だった頃の想い出シーンは感動的。説明的ナレーションが少し多め。

本日の回は鬼が蜘蛛だった。日本書紀神功皇后の部分での土蜘蛛・田油津姫と夏羽兄妹とは若干設定が違ったが。
漫画家は絵を描くのも大変だろうけど、その前にシナリオを書かなきゃならない。めちゃ大変やなぁと。Wikipedia見ても結構凝ったキャラクターやストーリーのようで、作者は歴史学や神話学などの下地がある方なのかな?

追記
夢想権之助(むそう・ごんのすけ)夢想権之助 - Wikipediaなる人物を発見。江戸時代の剣客。名字は山本、諱は勝吉。または本姓を平野、通称は権兵衛。神道夢想流杖術の流祖。宝満山の竈門神社で祈願し杖術の研究を重ね、宮本武蔵を破った云々。
師匠は霞流の桜井大隅守(諱は吉勝)、弟子は小首孫右衛門(諱は吉重)。また、松林蝙也斎も権之助の弟子であるといわれる(『武芸流派大事典』)。松林蝙也斎は後に仙台伊達藩の剣術指南役。