chayarokurokuroの雑記ブログ

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古代ギリシャ展で感じた文明の没落と宗教化

数年前、近くの博物館で古代ギリシャ展があったので見に行った。日本ではまだ縄文時代なのですが、めちゃくちゃ薄いマグカップや、ナウい現代アート風なデザインや装飾、とんでもなく精巧に造られた金属細工や3Dプリンターで作ったのかというような彫刻など、ただただ圧巻でした。

しかし、ローマ帝国やその崩壊後になってくると、西ヨーロッパでは「あの古代ギリシャのような精巧なデザインや技術はどこに行ったのか」という、凄く稚拙なキリスト教美術に没落する。暗黒時代だ。中東はまだ東ローマ帝国オスマン帝国で学問も技術も知識も芸術も最高な感じを続けていくが。

今後10年以内にGDPアメリカは中国に追い抜かれる。中国だけでなくインドもいる。世界史的に常にトップだったこれらの国に、鞘は戻るだろう。その時、基軸通貨としてのドルはどうなるか。世界のパワーバランスはどうなるのか。今のコロナ茶番劇は、いわば西郷隆盛が不満分子を丸抱えして自爆したように、ロックフェラーはアメリカや世界を丸抱えして自爆するつもりなのではないか。

古代ギリシャの輝かしい学問も技術も芸術も失われてキリスト教のはびこる暗黒時代に没落していくが如く、コロナ茶番劇はアメリカの崩壊や世界の暗い行く末の入り口となる。