chayarokurokuroの雑記ブログ

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【レザークラフト】いろいろ作った

神社や古墳を訪問して写真を撮ってきたものの、未だブログに書いていないものが50箇所ほど溜まっている。由緒やら調べる手間が掛かり面倒になって放置w。なんかそれらのほとんどデタラメだし、調べる意義が元々あまり無いコンテンツでしょ。と言い始めたら元も子もないが、気が向いたら再開しよう。



ということで、現在マイブームのレザークラフトの投稿。数点作ったので記録しておきます。



  • ラウンドファスナー式の長財布


タンロー1.5mm厚を水性染料(クラフト染料)で染色。使っている色は、赤茶と焦げ茶と黒の3色。



製作途中


中パーツもグラデーションにした。大変過ぎた。


ファスナーは、小銭入れ部分がYKKの3号の20センチ。周囲がYKKのスタンダードの5号の50センチ。




完成品はこちら

3回目なので(パッと見)そこそこな出来映え。だが細かく見るとファスナーやステッチがヨレヨレ。

(右側の箱は財布を立てる為の支え。長崎県五島の椿油の箱。刃物には五島の椿油!)





ファスナー式財布は難易度が高い。

中のパーツも含め全て牛革。革は全部で30デシほど使う。切り出したパーツは14点で、新聞紙を1枚拡げたぐらいの革が必要。A4サイズなら5枚程度。材料費だけでも結構掛かる。高級ゴミが出来るのは避けたい。



「イタリアンレザー」「姫路レザー」「栃木レザー」など高級革の使用を掲げた長財布で販売価格が1万円を切るような物は、確実にインナーパーツを合成皮革など安い材料で作ってある。そうしなければ原価割れしてしまう。



タンロー1.5mm厚を使ったが、分厚くならないように中パーツは1.0ミリ厚以下を使う。ということなので、再びオルファの別たちでひたすらベタ漉き作業を行った。超大変。腱鞘炎になります。



  • 手帳型スマホカバー(スライド式)

使っていた合皮製の手帳型スマホカバーがボロボロだったので、作り替えた。分解して大体の型紙を取る。試しに作ったものが好評だったので、調子こいて複数作った。



まずは革を荒断ちして染色。

クラフト染料の空色と紺でグラデーション。刷毛を使っている。先に全面を空色で染め、続けて紺色を乗せた。染料は水で薄めて、重ね塗りで濃くすると自然なグラデーションになる。

水で濡れている状態の時は乾いた時より色が濃く、出来上がりが思ってたのと違う風になるので、判断が難しい。

染色して乾かすと革が固くなる、薄くなる。オイルなどを塗って補給する。ミンクオイルを塗っている。ラナパーとかの方がコスト的に良いかも。



なかなかの出来映え(自画自賛)。最終行程で色止め(レザーコート)を塗っている。



中を開くと

芯材に薄いプラスチック板を入れて革がヨレヨレにならないようにした。プラスチックを隠す為に裏地もボンドで貼った。

左側はカードが入るようにポケットになっている。カード入れは革代と手間が掛かるので付けていない。

右側はスライド式のプラスチック部品を強力両面テープやボンドで貼り付け。この部品にスマホ本体かスマホケースを接着して使う。カメラを使う際にスマホを上部にスライドさせ、レンズを表に出すことができる。これによって革に機種毎に異なるカメラの穴を開ける必要がなくなる。
作り手として機種対応が楽になる。使い手として機種変更毎にカバーを買い換える必要がなくなる。スマホより革の方が長持ちしますので。エコ。



一色のベタ塗りなら楽だが(というか最初から色が付いた革を使えばいい)、グラデーションとか蝋けつ染めとか、あるいはカービングなどは手間が掛かりすぎる。それを価格に反映させると、多分あまり売れない。職業として成立させるには、作り手がお客を選ぶしかなかろうと思う。それ相応の御代を払ってくれる、理解のあるお客を。



買い手として狙い目は、「材料代を回収できればいいな♪」ぐらいの感覚で、趣味でレザークラフトをやっている人のもの。ビックリするほどハイクオリティなのに安い価格で出している人がいる。



  • 菱目打ちと菱ギリのステッチの実験

ステッチ(縫い目)をキレイにする事が素人っぽさを抜け出す第一段階。菱目打ちと菱ギリのステッチの違いを実験。



表面

4ミリピッチで菱ギリと菱目打ちで穴を開けた。

右から

  • 菱ギリ、ステッチラインに平行、深く貫通
  • 菱ギリ、ステッチラインに反時計回り約45度の回転角度を付ける、深く貫通
  • 菱目打ち、4ミリピッチの4本目を使用、下敷きに硬質ゴムを使用(穴は先端のみ)



裏面

右側2つは穴の回転角度が違う。
一番左側は硬質ゴムを敷いた上で菱目打ちを打った。革の裏面は目打ちの先端がちょっと出た程度の丸い穴になっている。



縫い目(表面)、ビニモMBTの5番手





菱ギリを軸中心で回転角度を調節することで、ヨーロッパ目打ちのようになる。

1.5ミリ厚の二枚重ねの革なので、菱ギリで開けてもそこまでズレずにキレイになっている。しかし厚くなるに従って、垂直方向のちょっとした角度のズレが、キリが裏面に到達する頃には大きなズレになる。

厚手の革に穴を開けるときは、接着前の薄い段階で互いの革に穴を開けるのが良いと。切る・穴開け・貼るの全てで高い精度が要求されますね。ミシンなら一撃だが…



右側のラインは菱ギリでラインに平行に、
左側のラインは菱ギリでラインに回転角度を付けたもの。

同じ菱ギリを使っても、角度の付け方によってだいぶん縫い目の形が違うのが分かる。どれがキレイに見えるかな。



さて、続きを……