chayarokurokuroの雑記ブログ

読書記録、書評、歴史(九州倭国説)など

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

坂靖『ヤマト王権の考古学』新泉社

読む価値なし。 この著者は蘇我氏について書いた最近の本もあるが、読むのは時間と金の無駄。 追記 「倭の五王」でカチンと来たので読む価値なしと書いたが、そこを無視すればまともな本だと断っておきます。 著者は、邪馬台国の畿内説は考古学的にないとし…

壱岐真根子の埋葬地伝承「伏尸神社」佐賀県武雄市若木町大字川古

「伏尸神社」(ふしし・じんじゃ)は「川古の大楠」の正面にあります。若木小学校の体育館横。武内宿禰の身代わりで自刃した壱岐真根子の埋葬地と伝わるらしい神社。高良大社の本殿右側にある壱岐真根子神社の壱岐真根子です。 「川古の大楠」の駐車場から通り…

樹齢3000年「川古の大楠」佐賀県武雄市若木町川古

武雄市若木町大字川古(かわご)の「川古の大楠」を見てきました。樹齢3000年以上。日本国内5位、佐賀県内1位の大きさ。 高さはそこまでないけど幹が太い。確実に妖力もってるでしょこれ。 山口先生? 根っこの左に猪の等身大ほどの模型が籠に捕まっている。 …

佐賀県武雄市朝日町中野川上「淀姫神社」

磐井八幡宮から北上していて偶然みつけました。 なんと肥前国一之宮「與止日女神社(河上神社)」で祀られる與止日女=淀姫=豊姫がこの地で亡くなったと由緒の案内板にある。 肥前国一之宮「與止日女神社」(よどひめじんじゃ)の投稿 佐賀県佐賀市『與止日女神社…

佐賀県武雄市朝日町中野「磐井八幡宮」

佐賀県武雄市朝日町中野の磐井八幡宮に行って来ました。 筑紫君磐井が砦を作っていた場所に龍造寺家信が神社を建て応神天皇を祀る。 場所 どういう場所に砦を築いたのか確認しておきます。 武雄市の北。山越えて伊万里に抜ける入口。伊万里の腰岳で黒曜石が…

佐賀県武雄市「武雄神社」

佐賀県武雄市の武雄神社に行って来ました。 建物が白い。納骨堂のようでありカラフルに色付けされていて風変わり。 正面から 小高い御船山にあります。神功皇后が船を着けて云々と由緒にあるので古墳時代、周りは海だったっぽい。 撮影場所の後ろ側に件の図…

佐賀県武雄市花島「玉垂神社」

佐賀県武雄市花島の「玉垂神社」へ行って来ました。 高良玉垂命となにか関係があるのでしょうか。玉(ギョク)を垂れるというノッピキナラナイ名前の神社。鼻垂れ耳垂れなど土蜘蛛の仲間なのでしょうか。 武雄神社に近く、高橋の地名があります。 「玉垂社」 …

佐賀県武雄市北方町大字芦原「熊野神社」

佐賀県武雄市北方町大字芦原にある熊野神社に行って来ました。 芦原という住所が芦原中ツ国っぽく、宗像三女神の市杵島姫のキシマともかぶり意味深。杵島山は昔は有明海が深く入り込み島だったのだろう。杵島山の西側におつぼ山神籠石がある。有明海防衛の為…

佐賀県武雄市若木町大字永野「永野の風穴」

「天然クーラー」「ミステリースポット」としてテレビなどで放送されたという佐賀県武雄市若木町大字永野の「永野の風穴」に行って来ました。 あいにくコロナの影響で閉鎖中でした。 閉鎖中(2020年6月21日現在) 【リンク】 永野の風穴 | 見る・学ぶ | 武雄市…

【なにこれ】菊の御紋と五七桐紋のある神社?武雄市若木町大字永野

佐賀県武雄市若木町大字永野に「永野の風穴」という風穴がある。その近くに謎の神社?を発見した。 Googleマップには「天満宮」とだけ表示される。拝殿や本殿や狛犬みたいなものはなく、いわゆる「神社」らしくない。舞台風の建物があって、奥に木と祠が立っ…

足利将軍家の家紋から繋がる古代史

足利将軍家の御家紋 室町幕府将軍家「足利氏」の御家紋は「二つ引き両紋(ひきりょう)」といい、引き両をかつては「引霊」と書いたといいます。 丸に二の字。 引き両紋 武家は旗に「八幡大菩薩」と神霊を号し、その下に黒い線を引いて武運長久を祈願する習わ…

「惟茲磐井弗率」磐井と継体の正体についてのメモ

筑紫君磐井の正体と、磐井の乱、継体天皇擁立の背景を倭国九州説を前提にみていく。メモ 日本書紀に以下の部分があります。 秋八月辛卯朔。 詔曰 「咨大連。惟茲磐井弗率。汝徂征。」 物部麁鹿火大連再拜言 「嗟、夫磐井西戎之姧猾、 負川阻而不庭、憑山峻而…

「かごめかごめ」は九州倭国崩壊後の歌?

かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの正面だあれ? この投稿は、いつものごとく何でも九州起源にしてしまう病の発作である。 「籠」は高良山神籠石のこと。 「鳥」は神使のこと。 「夜明けの晩」は明星山のこと。 …

筑紫君磐井を祀る神社がない件

悪党とされたどんな人物でも神社の一つぐらいある 蘇我入鹿も平将門もある。出雲大社だってそうよ。祀らないと祟られる。 なぜ筑紫君磐井の神社がないのか それは磐井の乱が無かったからよ! 八女古墳群や、福津市の津屋崎古墳群は筑紫君磐井の親族のものだ…

遣隋使は「倭国なりすまし」のヤマト王権。犯人は蘇我氏。

遣隋使には不審点が幾つかあるとしばしば指摘されます。 次のような説を思いつきましたので開陳します。 遣隋使は、仮称「ヤマト王権」が「倭国」に成り済まし又は真似た国名で初めて中国にご挨拶に伺ったものだった。 犯人は蘇我氏。 なお、私の立場は以下…

筑紫君磐井=大伴金村の子の大伴磐?

大伴氏とは? 7世紀以降にならないとヤマト王権など出てこず、倭国の中心は以前からずっと九州にある。 というような立場で記紀を読むと、大伴氏は九州の倭国王の側近だということになるんだろうか。 初期の大宰帥・筑紫帥には蘇我氏、阿部氏、大伴氏、石上…

巨大墳墓の築造は非現実的で不毛

「なぜあんな大きな古墳を作ったんだろう?」 「そのエネルギーを食糧や治水、工業や商業の発展などもっと生産的なことに使う方がいいのでは?」 そのような疑問を現代人は持つと思うが、当時の人たちも同じように考えていた。 林俊雄『スキタイと匈奴 遊牧…

佐賀県三養基郡基山の古代山城跡『基肄城 南水門』

佐賀県三養基郡(みやきぐん)基山(きやま)町大字小倉の朝鮮式古代山城『基肄城 南水門』(きいじょう、きいのき)跡を見て来ました。 朝鮮式古代山城 自然の石をそのまま積んだ「野面積み(のづらづみ)」という工法。 【リンク】 基肄(椽)城跡(きいじょうあと…

福岡県久留米市『高良大社』

福岡県久留米市御井にある筑後国一の宮・九州総社・鎮西11ヶ国の宗廟『高良大社』(こうら・たいしゃ)に行って来ました。 高良山の山の中に神社や寺がたくさんあり、神籠石など見ておくべきポイントも多い場所ですが、今回は高良大社の拝殿と、高良山の頂上に…

向井一雄『よみがえる古代山城 -国際戦争と防衛ライン-』吉川弘文館

2017年(平成29年)1月1日第一刷発行。 著者は1962年愛媛県生まれ。関西大学経済学部卒。1991年から古代山城研究会を組織し、現在「古代山城研究会」代表。 朝鮮式山城と呼ばれる、663年の白村江の戦いの後に築城・改修した古代山城については古事記や日本書紀…

佐賀県佐賀市『帯隈山神籠石』『白鬚神社』

佐賀市久保泉町大字川久保の『帯隈山神籠石』(おぶくまやま・こうごいし)と『白鬚神社』に行って来ました。 場所 分かりにくいです。 探した限り幹線道路沿いにほとんど案内標示板等が出ておりませんでしたので位置が非常に分かりにくいです。 「関行丸古墳…

佐賀県佐賀市『與止日女神社』(別称 河上神社、淀姫神社)

大変興味深い神社です。 佐賀県佐賀市大和町大字川上にある肥前国一宮『與止日女神社』(よどひめ・じんじゃ)に行って来ました。 【参考】 ホーム - yodohime-jinja ページ! 與止日女神社 - Wikipedia 場所 佐賀平野の中間、脊振山の南側のふもとにあります…

佐賀県武雄市橘町『おつぼ山神籠石』

佐賀県武雄市橘町大字大日の『おつぼ山神籠石』(こうごいし)を見に行って来ました。 第一水門跡 【参考】 武雄市の文化財−おつぼ山神籠石 場所 武雄市には古くから知られる武雄温泉や話題になった武雄図書館があります。また武内宿禰の父の出身地だという説…

福岡県行橋市/京都郡『御所ヶ谷神籠石』

福岡県行橋市大字津積と福岡県京都郡(みやこぐん)みやこ町勝山大久保・犀川木山の古代山城?跡『御所ヶ谷神籠石』(ごしょがたに・こうごいし)に行って来ました。 御所ヶ谷神籠石「中門跡」 国史跡 御所ヶ谷神籠石 (ごしょがたにこうごいし) | 行橋市ホーム…

福岡県田川郡香春町『香春神社』

福岡県田川郡香春町(かわらまち)大字香春(かわら)の『香春神社』(かわら・じんじゃ)に行って来ました。 初めて田川を訪れましたが、寺ほどの敷地と建物を持つ瓦屋根の大豪邸が至るところに沢山あってビビる。 なんだここはー!!!(゜ロ゜ノ)ノ 参照 香春神…

福岡県飯塚市鹿毛馬『鹿毛馬神籠石』

福岡県飯塚市鹿毛馬(かけのうま)にある古代山城?跡『鹿毛馬神籠石』(かけのうまこうごいし)を見て来ました。 神籠石 【参考】(にならないがw) 神籠石を見学してきたメモ - chayarokurokuroの読書ブログ 本来「神籠石」(こうごいし)とは信仰の対象として自然…

福岡県北九州市八幡西区上香月『杉守神社』

福岡県北九州市八幡西区上香月の『杉守神社』(すぎもり)へ行って来ました。 場所 福岡県鞍手郡鞍手町『八劔神社』 - chayarokurokuroの読書ブログの鞍手町大字中山の八劔神社からの移動で、距離にして9キロ。遠賀川を渡った。ナンバーが筑豊から北九州に変わ…

福岡県鞍手郡鞍手町『八劔神社』

福岡県鞍手郡鞍手町大字中山の『八劔神社』(やつるぎ)に行って来ました。 北九州の遠賀川流域には「八劔神社」「八剣神社」「剣神社」と似た名前の神社が幾つかありますが、剣岳の中腹にあり、かつ東側(遠賀川に近い)こちら大字中山へ伺いました。 場所 地図…

福岡県直方市大字下新入『劔神社』

福岡県直方市大字下新入にある『劔神社』(つるぎじんじゃ)へ行って来ました。 古くは「倉師大明神」(くらじ)と呼ばれ、筑紫君鞍橋(ちくしのきみ・くらじ)のゆかりの神社で、六ヶ嶽の東嶺「天上嶽」にあったといいます。「鞍手(くらて)」も鞍橋(くらじ)君から…

福岡県鞍手郡鞍手町『六嶽神社』

福岡県鞍手郡鞍手町(くらて)大字室木(むろき)の『六嶽神社』(むつがたけ)に行って来ました。 宗像三女神が最初に降り立った、地域で最も古く由緒ある神社だといいます。 物部氏や宗像三女神を探ると「六ヶ嶽」と必ず出てきますが、ここらしい。ヤバい。心し…