chayarokurokuroの雑記ブログ

読書記録、書評、歴史(九州倭国説)など

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

森博達『日本書紀 成立の真実 ー書き換えの主導者は誰かー』中央公論新社

本書は以前の投稿で触れた、『日本書紀』をα群とβ群に区分できるという森博達氏の学説に関する本です。 2011年11月初版で中央公論新社から出版。日本書紀の研究方法や、著者の学説であるα群β群区分論の研究の中身などを一般読者向けに説明したもの。 日本書…

ロバート・B・ライシュ『最後の資本主義』東洋経済新報社

著者のロバート・B・ライシュはアメリカ人です。クリントン政権時に労働長官をはじめ複数の政権に仕えた社会経済学者で、日本語訳されたものも多数ありますので よく知られた方だろうと思います。本書は東洋経済新報社2016年12月15日初版、訳者は雨宮寛・今…

済州島の鮮卑族禿髪阿毎、継体天皇と阿毎多利思北孤

『隋書』に出てくる「俀国(たいこく)よわよわしいという意味」の男王の阿毎・多利思北孤・阿輩雞彌は、『魏志』にも出て来る済州島の住民で州胡や耽羅鮮卑と呼ばれた鮮卑族の禿髪阿毎の末裔だという説を発見。メモ。 参考リンク 禿髪阿毎 | 日本通信百科事典…