前回の続きです。
御所ヶ谷神籠石に行った際の現地にあった説明板によると、神籠石は古墳作りと同じように「版築(はんちく)工法」という、何層もの種類の土を重ねてつき固め、壊れないようにした上に神籠石を乗せている。
ものすごい急斜面で何キロにも渡って土木工事をやることも、デカい石を運ぶのも大変な作業です。
水門を下流側の登山道から。
水門の右上から斜面を列石が登って行ってるのが確認できる。
ベンチ前にある説明板
国指定史跡 雷山神籠石
(昭和7年3月25日指定) 糸島市雷山・飯原
雷山神籠石は糸島市雷山・飯原間の山中に築かれた東西300m、南北700mほどの城域をもつ古代山城です。雷山神籠石の主な遺構として、谷の南北に築かれた水門と、それから東西に派生する列石群が挙げられます。他地域の神籠石の発掘調査から、本来は列石上には幾層にもつき固められた土塁が存在したと推定されますが、城内の構造については不明な点が多く、今後の謎解きに期待がかかります。
北部九州所在の神籠石は、他におつぼ山(武雄市)・帯隈山おぶくまやま(佐賀市)・高良山こうらさん(久留米市)・女山ぞやま(みやま市)・御所ヶ谷ごしょがたに(行橋市、みやこ町)・杷木はき(朝倉市)・鹿毛馬かけのうま(飯塚市)・唐原とうばる(上毛町こうげ)などがあります。築城の時期は諸説ありますが、対朝鮮半島政策の一環として、朝倉宮もしくは太宰府を防衛する目的で7世紀代に築城されたとする説が有力です。
糸島地域を代表する貴重な文化遺産です。みんなで大切に保存しましょう。
糸島市教育委員会
という事で、現在地は「北水門」です。
南水門跡は残っていないらしい。
水門の上流側
登山道。この先バイクは無理そうだから案内板まで引き返します。
上の案内表示板まで戻り、「雷神宮」の方へ先に進みます。登って砂利道を行きます。
左手にダム。
直ぐに舗装道路に出た。
左に行けば雷神宮に行ける。
右へ行けば白糸。
雷神宮の方から登って来た場合は、この交差点を右折する。
舗装道路を下ると左側に雷神社が見える。
前回きた時し損なっていた、「鳥居の前で拍子を打つと神様が返してくれる」山彦を試した。
確かに返ってきた。
そういうわけで、雷神社の方から行った方が楽です。
神社前のここを右へ白糸の滝方面に道路を進み、先ほどの三叉路で「雷山神籠石」方面に右折すれば直ぐ。
自動車では無理なので、雷神社か、下の雷山千如寺大悲王院の駐車場に停めて登山道を行くか。千如寺の前を通ったら登山客が結構いました。
砂利道で苦労したが満足した。以上です。