佐賀県武雄市東川登町大字永野にあります正一位(しょういちい)神社へ行って来ました。
正一位神社は宇土手区の氏神社であり、奈良時代の公卿橘諸兄をご祭神とする神社です。
鎌倉時代以降に武雄平野を中心とする長島荘の惣地頭となった渋江(橘)氏の始祖が橘諸兄であるので祀られたようだ。橘諸兄(もろえ)が正一位なのでそれが神社名になっている。
「宇土手」という地区名が気になります。怡土県主・五十迹手(いとて)っぽい。武雄から糸島まで陸で200キロは離れてるかな。橘諸兄の母の県犬養三千代さんは安曇族だと思う。有明海と博多湾と拠点を持っていただろう。しらんけど。
場所
近くを六角川が流れています。
国道34号を佐賀方面上り方向左手。日の出城の交差点を過ぎ、川登中学校が右手に見えたら直ぐ左側に一の鳥居が見えます。山を背景として田んぼの真ん中を250メートル突っ切る形で参道が伸びている。
由緒
二の鳥居(神社側から一の鳥居方向)
周辺の風景
神社から見て東向き、34号線の方向。奥の山を越えると嬉野や鹿島、有明海。
「大明神」
佇まいが南国風
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見えにくいが屋根の上に鳩の焼き物が飾ってある。
以前に行った北九州の香月氏ゆかりの杉守神社が鳩だらけでした。香月氏の先祖に小狭田彦(おさだひこ)=常磐津彦という人物がおり、その妹の常磐津姫が日本武尊の奥さん(だったはず…)
福岡県北九州市八幡西区上香月『杉守神社』 - chayarokurokuroの読書ブログ
高良大社の八幡大神の神使も鳩。
ここでは関係ないが高良大明神の神使は烏(カラス)。住吉大神の神使は鶴。
↓シャチホコもいる
「正一位神社」
近辺には丹生神社がたくさんある地域。橘紋の神社もやたらと多い。
天日矛の末裔タジマモリの関連神社は有明海ではなく玄界灘の伊万里や唐津、松浦周辺にある模様。
肥前一の宮は松浦の田島神社だったものが鎌倉後期に現在の河上神社=與止日女神社に変わったとある。
田島神社(たじまじんじゃ)/唐津市
面白い。